【Illustrator】イラレのアピアランスで作る囲み枠テキストの最速技
今回のメニューは イラレのアピアランスで作る囲み枠テキストの最速技
夜に鈴虫の鳴き声が聴こえるようになって、秋っぽくなってきたな〜と思う今日この頃。
昼間はまだまだ暑いですけど、ちょっとずつ秋になっているんですね。
今年の夏は、あまり夏らしいことができなかったので、
秋まだ来るな!!と言っているのですが、秋はやって来るようです。なんてこったい。
待って欲しいのに待ってくれない。
仕事でもないですか?「まだ来るな!」ってやつ。
そう!納期ですぅ〜!!!
納期も待ってくれないですよね。なんてこったい。
デザイナーは日々納期と戦っています。
なるべくサクサク作業ができるようにイラレで色んな技を使うのですが
今回は、知っているとトクをするようなイラレの技をご紹介!
デザイン作業をしていて、
文字を強調するのに、背景に色を敷くことがありませんか?
囲み枠テキスト、枠線や座布団とも言いますが、
そんなとき、みなさんはどうしていますか?
やり方は色々ありますが、編集のしやすさや後々の作業のことも考えて
アピアランスを使って文字の背景に色を敷くやり方を紹介しますよ〜〜!
カンタンで、しかも使いこなせたらちょっとかっこいい⁉︎
そんなイラレテクニックです!
もくじ 1.材料を揃える 2.塗りを追加する 3.追加した塗りを形状に変換する 4.塗りにパスのアウトラインを設定する
5.まとめ
1.材料を揃える
まずは、囲み枠をつけたい文字というか、一文を用意しましょう。
色は好きな色をつけてください。
2.塗りを追加する
アピアランスで、はじめに設定した文字の塗りの下に、
囲み枠にしたい色をつけた塗りを追加します。
ここではY100の塗りを追加していますが
見た目は全く変化ありません。
変化はありませんが、安心してください!
次の作業で枠が出現します。
3.追加した塗りを形状に変換する
追加した塗りを
効果 > 形状に変換 > 長方形 で、任意の数値を入力すると・・・
囲み枠が出現しました!
が、なんか枠がズレていますよね。
文字が真ん中にくるように囲みを作りたいのに、これでは美しくありません。
でも安心してください!!
次の作業でズレ問題は解決します。
4.塗りにパスのアウトラインを設定する
形状に変換した塗りに、
パス > パスのアウトライン で設定を加えると・・・
どうでしょう!キレイな囲み枠になりました!
ここでのポイントは、
形状変換した長方形レイヤーよりも上に
パスのアウトラインレイヤーをもってくることです。
この順番が逆だとキレイな囲み枠にはなりません。
もしくは、パスのアウトラインレイヤーを
全ての塗りの一番上にもっていっても、同じようにキレイな囲み枠になります。
しかしなぜ、パスのアウトラインを設定するとキレイな囲み枠になるんでしょう?
ちょっと不思議ですよね。
ということで、その仕組みを解説します!
パスのアウトラインを設定していない場合は、
形状変換した長方形は文字のバウンディングボックスに対して追加されます。
そのため、そのまま形状の変換で長方形を設定すると、
文字の下に少し伸びたような長方形になります。(使用するフォントによって違います)
そこで、文字の塗りにパスのアウトラインを設定します。
すると、実際にはアウトライン化されていないのですが、
アウトライン化させたときと同じ効果、
つまり文字の大きさに対して長方形の形状が追加されます。
バウンディングボックスが無視されるので、
キレイな囲み枠になるわけです!
じゃあ、はじめから文字をアウトライン化させとけばいいのでは?
と思いますよね。
確かにはじめからアウトライン化させておけば、
パスのアウトラインなんて設定しなくてもキレイな囲み枠ができますが、
今後文字の削除や変更が考えられる場合は、
はじめからアウトライン化させるわけにはいきませんよね。
今ここでアウトラインをかけるわけにはいかないそんなとき、
アピアランスで「パスのアウトライン」を設定するのです!
5.まとめ
アピアランスで囲み枠を作っておけば、
文字が増えたり減ったりしても、背景を編集する必要がありません。
背景に文字とは別に長方形オブジェクトを配置していた場合は、
個別で編集をしなければいけないので、
アピアランスで囲み枠を作ると作業時間の短縮にもなります。
また、変形効果を使えば、長方形を変形させて位置をずらしたり、
アンダーラインのような加工をしたりと様々な使い方ができます。
是非、色んな使い方を試してみてください!
今回のクッキングはここまで!ではまた〜!